新進気鋭のスピードスターが、秋田をさらにアツくする。B1秋田ノーザンハピネッツに今季新加入したPG熊谷航(27)は、アジア競技大会(9月19日~10月8日、中国)日本代表候補に赤穂雷太(25)と選出されるなど上昇気流に乗っている。「チャンピオンシップ(CS)に必ず行きたい」と意気込む、点の取れるPGが、新天地で本領を発揮する。
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秋田移籍の決め手は「自分に合うバスケットをしていた」からだった。熊谷は「速い展開という部分と、ドライブや3Pの多いチームという部分。速い展開が得意なので、そこが合うと思いました」。昨季まで2シーズンを過ごした信州ではプレーヤーとして大きく飛躍。信州を離れることに不安はあったが、「ここに来ることで、また違う成長ができると思いました」。新たな成長への期待とワクワク感が熊谷を動かした。
日本人選手が点を取るチームスタイルにも共感した。熊谷の昨季の1試合平均得点は10・9得点。今季、秋田との契約を継続したPG陣と比べても最多の得点力を誇り、点の取れるPGとして期待が高まる。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=41)も「熊谷選手はスピーディーなバスケットとプレーメーク、得点も含めてすごく楽しみ」と期待しており、熊谷は「得点面でも貢献したい」と気を引き締めた。
東北に住むのは初めてだが、秋田の雰囲気には「ゆったりと時間が流れる感じがする。あまり人混みが得意ではないので、いいなと思います」と自身の性格に合っていると語る。バスケットをする上でも「バスケットに集中できますし、秋田のブースターはすごくアツいと思っている。僕がバスケットをするキャリアにおいて良い環境だと思う」と好印象を抱いており、飛躍の場として申し分ない。熊谷は「チャンピオンシップ(CS)には必ず行きたい。東地区は厳しい地区ですが、いいバスケットをすれば、結果はついてくると思う」と意気込んだ。自身初のCS出場はクレイジーピンクに染まる秋田でつかみ取る。【濱本神威】


