日本オリンピック委員会(JOC)は12日、同日付で北野貴裕副会長(62)が辞任すると発表した。「北野副会長より一身上の都合による理事および副会長の辞任届の提出を受け、これを受理いたしました」と報告した。続けて、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟も「辞任のご報告」と題したプレするリリースを出し、自連盟トップの職も辞したことを明らかにした。

北野氏は連盟を通じて次の通りコメントした。

「この度、私自身の不適切な発言により、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。事態を厳粛に受け止め、本日、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)の副会長および理事の職について辞任届を提出し、受理されました。併せて、弊連盟の会長および理事の職についても辞する意向を理事の皆さまに伝え、本日付で辞任をいたしました」

「ボブスレー・リュージュ・スケルトンに関わる選手、関係者の皆様には、このような形で職を辞することとなり、改めて心よりお詫び申し上げます。日本のボブスレー・リュージュ・スケルトン界のさらなる発展を心より願うとともに、競技を支えてくださる多くの皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、伏してお願い申し上げます」

北野氏は先立って、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の会長として12日、連盟内のミスでボブスレー男子が2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)出場を逃した問題の聞き取りで、不適切な発言をしたと公式ホームページで公表していた。

謝罪の声明を出し、職務を続ける意向も示した。しかし、JOCの要職は退いた。発言の内容については明らかにしていない。

騒動の発端としては、今年1月に日本連盟が出場権獲得に関する規定変更を見落としていたことが判明した。北野氏は関係者への聞き取りで不適切発言をしたとして「冷静さを欠いてしまったやりとりもありました。私自身の認識の甘さを深く反省しております」などとコメントしていた。