ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で13日に日本テレビ系が生中継し、日本が勝利して史上初の決勝トーナメント進出を決めたスコットランド戦(午後7時30分~)の平均視聴率が、39・2%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

瞬間最高視聴率は午後9時41分。スクラムでボールを守る日本代表に、スタジアムから試合終了のカウントダウンの大合唱が起こり、その後ボールを蹴り出して勝利を決めた場面で記録した53・7%だった。

日テレ系で中継された5日サモア戦の平均32・8%、瞬間46・1%を上回り、今年最高の数字を更新した。また午後7時から7時30分の試合直前番組も、平均15・3%と高視聴率を記録した。

日本×スコットランドは午後7時45分にキックオフ。日本代表は前半6分に先制を許したが、同18分に松島幸太朗のトライなどで同点に追いつくと、同26分には稲垣啓太がトライを決め逆転。福岡堅樹もトライを決め、前半を21-7で折り返すと、後半2分にも福岡がトライ。その後、スコットランドの猛攻に耐え、28-21で勝利した。

日本代表はプール戦を4戦全勝。視聴率はここまで、9月20日のロシアに30ー10で勝利した開幕戦は日テレ系が中継し平均18・3%、瞬間最高25・5%。28日にアイルランドに19-12で勝利した試合はNHKが中継し平均22・5%、瞬間最高28・9%。5日のサモア戦は日テレ系が中継し、平均32・8%、瞬間46・1%だった。

20日の準々決勝南アフリカ戦は、NHKがBSの予定を変更して、総合で生中継。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は休止される。