リオデジャネイロ・パラリンピック陸上男子走り幅跳び(切断などT42)銀メダルで平昌パラリンピックスノーボード代表の山本篤(35=新日本住設)が8日、自身のツイッターでアシックスジャパンとの「アドバイザリースタッフ契約」を締結したことを発表した。

 山本は主に陸上のスパイクやランニングシューズ、スポーツアパレルなどの商品開発でアドバイスし、製品の宣伝、販売促進活動を協力する。契約は今年1月1日からで、同社がプロのパラアスリートと契約するのは初めて。陸上の実績と信頼から同契約が実現し、山本は「パラアスリートを代表して競技環境や運動中に起こる身体の独特な感覚を伝え、一緒にパラリンピックスポーツの世界へ還元していきたいと思います。まずは平昌パラリンピックで入賞目指して頑張ります。また私の最大の目標である東京2020パラリンピック金メダルへ向けて応援いただけたらうれしいです」とコメントした。

 山本は同日午前にスノーボードとスキー距離代表らとともに羽田空港を出発し、午後に韓国入りした。夏冬計4回目の大舞台に臨む「夏冬二刀流の鉄人」として、12日にスノーボードクロス、16日にバンクドスラロームに出場する。