東京パラリンピック・ブラインドサッカーに出場した寺西一(32)が14日、静岡・浜松市内の商業施設で、日本選手権・準決勝ラウンド浜松大会(22日、浜北平口サッカー場)の告知イベントに参加した。同市職員や協会関係者らと一緒に大会をPRするチラシを配布。「視界のない状況で、自由に駆け回る選手のスピードに注目して欲しい。会場に足を運んでいただけたら」と呼び掛けた。

同競技の体験会も開催。アイマスクを着用して、音の鳴るボールを使って、市民らに蹴り方を指導した。参加した田中乃愛(のあ)さん(浜松豊岡小2年)は、「難しかったけど楽しかった。またやりたい」と笑顔を見せた。

準決勝ラウンドに「パペレシアル品川」の一員として臨む寺西は「この競技で浜松を盛り上げたい。初の全国制覇を目指します」と力を込めた。【山口昌久】