東京オリンピック(五輪)バドミントン日本代表の朴柱奉ヘッドコーチが3日、都内で会見を行った。日本勢のメダルラッシュが期待されたが、銅メダル1個にとどまった。朴氏は結果が出なかった原因を「コロナによる1年延期が大きい」と推測した。

さらに「昔から日本選手は大会にどんどん参加すれば、自信が上がるタイプ。だから、コロナで試合がなくなってしまって残念だった。(3月の)全英オープンは中国やインドネシアなどが参加しなかった中、いい成績を出したことが過信につながったのではないか」と分析。また「メンタルの問題もあったと思う。ホームだけど、お客さんはいない。自分だけ見られていると、選手には逆にプレッシャーがあった印象を受けた。さらに、ハングリーな気持ちも足りなかった」とも語った。

朴氏は「混合の2人(渡辺、東野組)の銅メダルは本当に良かったが、ここまで結果が出なかったことは本当に悔しい」と話すなど、会見中何度も「悔しい」という言葉を繰り返した。進退に関する質問には「コーチ、スタッフとともに、結果をしっかり反省して、3年後のパリ五輪に向けてもう1回、気持ちを切り替えて挑戦します」と、続投の意思を示した。