ソフトボール女子日本代表の練習試合が9日、群馬・宇津木スタジアムで行われ、連覇を狙う世界ランキング2位の日本が、同5位のメキシコと対戦した。2試合を戦い、初戦は8-0で快勝したものの、報道陣に公開された2試合目は、先発の藤田倭(30)が7回完投も、満塁を含む本塁打2本を浴びるなど、パワーに圧倒され、3回までに8失点。打線もメキシコ投手陣に4安打に抑えられ、0-8で完封負けした。

コロナ禍で5月、6月と合宿こそできているものの、海外チームとの対戦は6月16日のオーストラリア戦以来。開会式2日前の21日に初戦(対オーストラリア)を迎え、日本の先陣を切るソフトジャパン。本番までの強化試合は、この日の2試合と、10日の1試合、計4試合で終了となる。前日8日に入国したばかりで、調整不足の格下に完敗、不安を露呈した。残り1試合、課題を克服し、福島での本番に向かいたい。