野球の侍ジャパンが1次リーグ初戦のドミニカ共和国戦で初陣に臨む。プレーボールは正午。

最終予選で勝ち上がり、最後の6枠目を勝ち取ったドミニカ共和国は世界ランク7位も、2013年の第3回WBCを制するなど大リーグに多くの人材を輩出するカリブ海の野球強国だ。代表メンバーでは、MLB通算344本塁打のホセ・バティスタ外野手(40=元ブルージェイズ)、同1962安打のメルキー・カブレラ外野手(36=元ヤンキース)らメジャーを経験したベテラン実績組に目がいきがちだが、不気味に怖いのは20代前半のプロスペクト(有望株)組だ。要注意の若手野手3人を紹介する。

★フリオ・ロドリゲス外野手(20=マリナーズ1A) イチロー会長付特別補佐兼インストラクター(47)も認めるマリナーズのスター候補生。16歳で契約金175万ドル(約1億9300万円)でサイン。今季のマ軍有望株ランキングでは2位に入り、春季キャンプではイチロー氏も打撃投手を務めながら熱心にアドバイスを送った。米大陸予選では5試合で打率4割5分8厘、2本塁打、チームトップの7打点をマーク。今季マイナーでは42試合で打率3割1分1厘、9本塁打、30打点。7月には全マイナーの有望株から選出されるフューチャーゲームにも出場した。

★ヘイソン・グスマン内野手(22=ロイヤルズ1A) 188センチと大柄ながら器用に本職の遊撃を守る。今季はマイナー33試合で打率2割9分1厘、4本塁打、22打点、12盗塁とスピードもある。19年のプレミア12でもプレー。

★ホアン・ミエセス外野手(26=レッドソックス3A) マイナー通算697試合で124本塁打の中軸候補。今季も2Aと3Aの計46試合で打率2割8分1厘、15本塁打、35打点と好調だ。