侍ジャパン坂本勇人内野手(32)がサヨナラ打を放ち、日本が白星スタートを切った。9回、2点差を追いつき、なおも9回1死満塁。ドミニカ共和国のマリネスの初球を中堅に完璧にはじき返した。中堅が全く追いかけず、打球がフェンスを転々とし、坂本は一塁ベース付近でガッツポーズした。

崖っぷちに立たされた9回に打線が目覚めた。1死から、柳田がラッキーな内野安打で出塁。代打近藤が右前打でチャンスを広げ、村上が右前適時打で1点差に迫った。なおも1死一、三塁から三塁走者に源田を代走で起用。甲斐の一塁前へのセーフティースクイズで源田がヘッドスライディングで同点のホームに生還した。

初戦の緊張から、重苦しかった。7回に2番手の青柳が先制点を献上。1点ビハインドの9回にも栗林がリードを2点に広げられたが、9回に相手のミスにもつけ込み、5安打の集中打で劇的な勝利を飾った。白星スタートの日本は31日にメキシコと対戦し、連勝を目指す。