稲葉篤紀監督(49)率いる侍ジャパンが、正式競技では初となる悲願の金メダルを目指す。

決勝のマウンドを託されたのは、森下暢仁投手(23)。7月31日の1次リーグメキシコ戦で、5回5安打2失点で勝利投手になってから中6日での登板。プレッシャーに打ち勝ち、強い決意で大役に臨む。

今大会全試合で4番を任されるのは、鈴木誠也外野手(26)。準決勝まで4試合でわずか1安打にとどまるが、稲葉監督は「誠也も今、やれることを精いっぱいやってくれているので、最後まで信じていきたい」と話しており、信頼は揺るがない。大一番での活躍でチームを頂点に導く。

米国の先発は、ソフトバンク所属のニック・マルティネス投手(31)。7月31日の1次リーグ韓国戦では、5回1失点9奪三振と快投。侍ジャパンは好調の右腕を打ち崩せるか。

米国打線は、DeNA所属の2番タイラー・オースティン外野手(29)、3番トリスタン・カサス内野手(21)の2人が中心。オースティンは本拠地でもある横浜スタジアムで、チームトップの4割2分9厘。カサスは全体トップタイの3本塁打、同トップの8打点をマーク。2、3番のつながりは脅威となりそうだ。

 

【スタメン】

<日本>

1(指)山田

2(遊)坂本

3(左)吉田正

4(右)鈴木誠

5(一)浅村

6(中)柳田

7(二)菊池涼

8(三)村上

9(捕)甲斐

(投)森下

 

<米国>

1(二)エディ・アルバレス

2(指)タイラー・オースティン

3(一)トリスタン・カサス

4(三)トッド・フレージャー

5(右)エリク・フィリア

6(左)ジェーミー・ウエストブルック

7(捕)マーク・コロズバリ

8(遊)ニック・アレン

9(中)ジャック・ロペス

(投)ニック・マルティネス