侍ジャパンが、歓喜の頂点に立った。東京オリンピック(五輪)の野球決勝で、日本が2-0で米国に競り勝ち、公開種目だった84年のロサンゼルス五輪以来、正式種目としては初の金メダルを5連勝で獲得した。

1番山田が決勝でも2安打と好走塁を決め、今大会MVPに選ばれた。8回先頭でヤクルトの同僚マクガフから右前打を放つと、犠打で二進。続く吉田正の中前打で1度は三塁で止まるも、中堅手の本塁悪送球を見てスタートを切り、間一髪生還。米国がリクエストするも覆らず、終盤に大きな1点を挙げた。1次リーグ2戦目のメキシコ戦で3ラン、準決勝・韓国戦では決勝打をマーク。「チャンスで回ってくることが予想以上に多かった。しびれる場面が多かった。勝利に貢献できて良かった」と満面の笑みだった。