東京五輪で入江聖奈がボクシングで女子初の金メダルに、練習してきたジムの店長が入江の成長ぶりを明かした。4日の日本テレビ系情報番組「ZIP!」に、入江が小2から通った鳥取・米子市内にあるシュガーナックルボクシングジム米子店の岡本香織店長が生出演。優勝に「あの瞬間は頭が真っ白で、本当にやったーというだけでした。号泣でした」と話した。

壁には会員の今年の目標が書かれた写真が貼られ、入江の写真には「金メダル」とあった。過去の目標の「全試合KO」「赤点を取らない」「霊長類最強」なども披露された。ジムにあるアッパーを打つ練習用用具は、入江の父が作製したものと紹介された。

岡本店長は幼少期の様子を聞かれると「ちょっと今よりおとなしい感じで。きゃしゃな体をしていた」という。「どっちかというと練習は不器用で。できることをひとつずつ克服していった。ボクシングノートを作って、反省して反復していた」と、金メダルは努力の積み重ねの成果と証言した。

普段は「気さくで、帰ってきたときには子どもたちを指導してくれたり、ミットを持ってくれたりする」という。凱旋(がいせん)したときには「たくさんの感動をありがとうと、会員様や地域の方からいただいた声を伝えたい」と話していた。