東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(20)が13日、在学している都内の日体大を訪れ、松浪健四郎理事長らに報告した。同理事長から「大学の、鳥取の、国民の誇り。志を高く、努力することを忘れないで」と祝福され、入江は「これからも頑張ります」と笑顔でこたえていた。

松浪理事長からは環境の変化を心配された。カエル愛や就職希望など独特のコメントも魅力の入江だが、同理事長は「これまでのように思ったことを簡単に言わないように」などと助言された。入江も注目度の変化は自覚しており、「歩いていても『おめでとう』と声をかけてもらえるし、SNSでもフォロワーが急に増えました。これからは投稿でも気を付けていきたいと思います」と話していた。

報告後には学内で行われていたオープンキャンパスにも参加し、高校生や保護者の前で「金メダルを取りたいという小さい頃からの夢がかないました。日体大は夢の実現をサポートしてくれる大学です」などとメッセージを送った。今後は、世界選手権を欠場し、11月に行われる全日本選手権を目指していく方針だという。