上野優佳(19=中大)東晟良(21=日体大)東莉央(23=明治安田生命)の姉妹とリザーブの辻すみれ(21=朝日大)で臨んだ世界ランキング5位の日本が6位に入賞した。

日本勢で唯一、自力で出場権を獲得した夢舞台(ほかは開催国枠)。女子初のメダルが期待された中、初戦の準々決勝で米国(同4位)に36-45で敗戦。5~8位決定戦に回ることを余儀なくされた。

まずエジプト(同15位)には45-27で圧勝したが、5位決定戦でカナダ(同6位)に31-45で完敗。日本フェンシング界初の姉妹出場となった2人に、今年3月の股関節手術を乗り越えた19歳のエース上野、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を愛する辻の平均年齢は21歳。夢は24年パリ五輪に持ち越された。

前日28日には男子サーブル団体が初戦敗退。翌30日は、国際大会で優勝経験がありメダルの可能性が高いと注目の男子エペ団体が行われる。【木下淳】