東京オリンピック(五輪)聖火リレーの東京都4日目が12日、立川市内で無観客の点火セレモニーのみ行われた。

プロ野球オリックスにドラフト4位で入団した木村昌広さん(46)は、先月に亡くなった父武夫さん(享年79)の写真を忍ばせて聖火をつないだ。トーチキス後は空に向かって手を降り「小学校チームの監督であり、高校になったら個人後援会長。まわりには聖火リレーも楽しみにしていたので、見られなくて悔しい思いをしていると思う」。父への感謝の気持ちも表し、予告ホームランのポーズも披露した。

新型コロナウイルスの影響で無観客開催となってしまったが、野球競技にも期待を寄せる。「選手だけでなくて、世界中のいろいろな人の思いがある。チームジャパンの思いをつないでほしい」と金メダル獲得も願った。