陸上のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)が同国代表チームから帰国を強制され、自国で投獄の恐れがあると訴えて亡命を求めていた件で、隣国ポーランドが2日、人道目的のビザを発給した。欧米メディアが報じた。

同選手がポーランド大使館に入っていく姿も確認されている。やはりベラルーシの隣国であるウクライナ政府の報道官は、同選手の夫も合流すべくベラルーシを出国し、ウクライナに入ったと公表したという。

同選手は女子200メートルに出場予定だったが、急きょリレー種目に出るように指示されて、コーチを批判したとして帰国を命じられ、それを拒否して亡命を希望していた。