初のメダルに挑む日本代表「フェアリージャパンPOLA」が1種目目のボールの演技を42・750点で終え、8カ国中6位とした。続いて行われる2種目目のクラブ・フープとの合計点で順位が決まる。

2分30秒の演技に、数々のオリジナルの連携技を繰り出した。序盤の「ランドセル」(2人が1組で、A選手が前屈したB選手に向かって前回りするように回転し、そのまま背中合わせに背中に乗っかる)、最終盤の「ミルフィーユ」(3人が縦に並び、2人目がボールを投げた後に逆立ちしながら先頭の背中に乗っかり、そこに同じくボールを投げた最後方の選手が乗り込んで、まるで3層を作るように前方に回転しながら移動する)も決めた。

18年のルール改正で技の難しさを示すDスコアの上限が撤廃され、複雑な技をいくつ詰め込めるかの勝負が加速した。19年世界選手権では、団体総合で44年ぶりの銀などメダル3つを獲得し、東京五輪でもメダルの期待がかかっている。