17、18年世界選手権覇者で初出場の新井千鶴(27=三井住友海上)が金メダルを獲得した。決勝でポレレス(オーストリア)と対戦し、小内刈りで技ありを奪い、優勢勝ちで頂点に立った。

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新井の出身校、埼玉・男衾中の生徒たちが、新井の名前の千鶴にかけて“鶴文字”を作った。2年生71人が、黒の折り鶴1404羽と金の折り鶴196羽の計1600羽を組み合わせて「千鶴」の文字を製作。黒は柔道の黒帯、金は金メダルへの期待を込めた。母の昌代さんが「鶴文字」の画像を新井に送り、大舞台での活力の源にした。