初採用された男女混合団体で、日本がフランスに1-4で敗れて初代王者の座を逃した。5人が金メダリストとなった個人に続くことはできなかったが、銀メダルを獲得した。

初戦となった準々決勝では、女子52キロ級金メダリストの阿部詩と、男子73キロ級で連覇を果たした大野将平が、まさかの敗戦を喫するなど苦戦を強いられたが、その後4連勝で4-2と逆転した。準決勝のROC(ロシア・オリンピック委員会)戦では、第1試合に登場した大野将平が立て直し、新井千鶴、向翔一郎、素根輝も勝利を収めて4-0で快勝。決勝に駒を進めていた。

◆柔道混合団体 チーム構成は男女3人ずつの計6人。男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超。同じ階級の選手同士が対戦し、決着がつかない場合はゴールデンスコア(GS)方式の延長。引き分けはない。チームの勝敗が並んだ場合は、無作為に選ばれた階級の選手同士が代表戦を行う。試合時間は4分。