国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内のホテルで行われ、終了後に大会組織委員会の橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(78)がメインプレスセンター(MPC)で会見した。橋本氏は各世論調査で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催への共感が幅広く集まらないことについて「支持率が少し落ちてしまっている」との見方を話した。

橋本氏は「なぜそうなったのか、私なりに承知している」とした上で「選手や関係者が続々と来日し、感染者をゼロに抑えられていないと。これで大丈夫かと。大きな不安につながっているのでは」と推測。「多くの皆さんに歓迎されるものでないといけない。プレーブックを関係者の皆様に順守していただき、より早く、より適切な処置によって、安心安全が保たれる対応に努めていきたい」と話した。