国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会による定例会見は24日、IOCのクリストフ・デュビ五輪統括部長、マーク・アダムズ広報部長と組織委の高谷正哲スポークスパーソン(SP)が登壇した。

選手村で毎日行われることがプレーブック(行動ルール集)で定められている新型コロナウイルス検査について、その検査キットが不足していたことが判明。その事態について、高谷SPは「今週のはじめに複数のNOC(各国・地域オリンピック委員会)からキットが届いていないと連絡があった。速やかに対応し、当該の複数国には翌日2回(朝と夜)の検査をお願いした」。規定の毎日ではなく丸1日、受けられなかったケースもあったというが「定められた頻度となり、公平性を保つことができた」と回数で帳尻合わせ。「本日、キットが大量に届く。大会中に必要な本数をくまなく配布できる予定だ」と説明した。【木下淳】