東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は、閉会式の出席人数を選手団約4500人、関係者約850人、メディア約4000人と発表した。

日本選手団からは、金メダルを獲得した野球、銀メダルのバスケットボール女子、ボクシング、レスリング、空手、水泳、陸上、新体操、自転車、卓球、近代5種、カヌー、スポーツクライミングの選手が参加。

日本オリンピック委員会(JOC)の発表によると、出席者は90人。うち選手は82人で、陸上の田中希実、ボクシングの田中亮明、バスケットボール女子の町田瑠唯、レスリングの川井梨紗子・友香子姉妹、卓球女子の伊藤美誠、石川佳純、平野美宇、野球の田中将大、スポーツクライミングの野中生萌、空手の清水希容ら。空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒が旗手を務めた。

選手は競技終了後48時間以内に選手村を離れるため、閉会式に参加できる選手は限られている。

各国の選手は、4つのゲートから同時に入場。国別の行進ではなく一斉に入場するアイデアは、オーストラリアで大工の見習いだった中国人青年、ジョン・イアン・ウィングによって、56年メルボルン大会のために提案されたものだという。

○…プロ野球選手が初めて閉会式に出席した。田中将、鈴木誠、森下、山崎が国立競技場での式典に参加し、4番を務めた鈴木誠は日の丸の旗を背に、陽気に踊っていた。これまで海外での五輪でシーズンが中断されなかったこともあり、プロ選手の参加がかなわなかった。国内開催の今五輪は閉会式が決勝翌日で、シーズン再開が13日と余裕もあるため、希望者による参加が実現した。