女子3000メートル個人追い抜き(運動機能障害C1~3)で、日本選手団第1号のメダルが期待された杉浦佳子(50=楽天ソシオビジネス、C3)は、予選5位で敗退した。上位3人がこれまでの世界記録4分0秒206(C3)を上回るハイレベルな戦いに敗れ、「3分55秒ぐらいが優勝タイムかなと予想して練習してきた。そこにいけなかったことが残念」と悔やんだ。

それでも、自らの持つ日本記録を約6秒更新する4分2秒834の好タイムを記録。「日本新記録を出せたので良かったと思う。気持ちを切り替えて、次に向かいたい。『ロードでみてろよ』という気持ちです」と顔を上げ、大本命のロードレースなど今後の種目での反撃を誓った。

同種目に登場した藤井美穂(26=楽天ソシオビジネス、C2)も、4分52秒254の予選15位で敗退。「1番好きな種目の500メートルタイムトライアル(27日)で、自己ベスト(47秒100)を超える44秒台後半を出せたらいいなと思う」と、話した。