東京オリンピック(五輪)に臨むサッカー男子日本のFW林大地(24=サガン鳥栖)が、闘争心をメラメラ燃やした。

24日、オンライン取材に対応。メキシコ戦(25日、埼玉)の印象を問われると「ずる賢い。言い方悪いですけど、なめられないように。自分も、勝つためには手段を選ばないタイプ。ゴール前の駆け引きだったり、自分も汚いプレーではないけど、精神面での駆け引きとか、やらないといけない」と、あの手この手でゴールへ襲いかかる。

相手ゴールへ突進する姿から、林は「ビースト」とも呼ばれる。「勝手なイメージですけど、やり慣れている選手はいるけど、やられ慣れていない選手も多いと思う。先行型で仕掛けていこうかなと」。初戦で強豪・フランスに4-1で勝利したメキシコの虚を突く。

相手のゴールマウスには、絶対的・守護神GKオチョアがそびえ立つ。36歳にして、その健在ぶりは光る。林は「(GKを)分析することはしない。自分の感覚だったり、姿勢を大事にしてやっている。人のことというより、自分のことを再確認する感じで」と、牙をむく。【栗田尚樹】