サッカー女子日本「なでしこジャパン」(FIFAランク10位)は30日、東京五輪準々決勝でスウェーデン(同5位)と対戦する。

主将DF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)は、1次リーグで米国(FIFAランク1位)を破ったスウェーデンについて「縦に速いので、サイドから(クロスを)上げさせないのが一番。高さもあるので、セットプレーを与えない守備をする」と、DFラインが警戒すべきポイントを整理した。

日本は東京五輪に向けた練習で、ボールを失った直後の対応を繰り返し練習してきた。守備陣形が整った状態でどれだけ集中して守っても、カウンター1本で試合を決められる可能性があるからだ。

熊谷は「攻めているときも、相手の9番(MFアスラニ=Rマドリード)は抑えないといけない。サイドを突破されたときの中の陣形や戻る場所の確認は、ずっとやってきた」と、カウンター対応の重要性をあらためて口にした。