サッカー男子で日本が、実に53年ぶりのメダルをかけ、スペインと準決勝で対戦する。

ワールドカップ(W杯)と五輪で優勝経験がある欧州の強豪に、日本が挑む。日本の五輪での最高成績は釜本邦茂らを擁した1968年のメキシコ五輪での銅メダル。W杯は16強。今夜の一戦は、日本サッカー史に残る歴史的な大一番となる。

スペインは欧州の強豪で優勝候補。一方の日本も、自国開催の五輪に、欧州組を多数招集することができた。互いにガチの豪華メンバー。ただ、やはり欧州の強豪の顔ぶれはすごい。

移籍市場における数値で、両チームを見てみると…。

7月15日に、スペイン紙アスが大会参加16チームの市場価値総額を伝えている。同紙はドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」の情報をもとに算出。スペインが5億4590万ユーロ(約709億6700万円)で2位以下を大きく引き離しトップだと紹介した。

スペインに続き、ブラジルが3億4470万ユーロ(約448億1100万円)で2位、敗退したドイツが1億2820万ユーロ(約166億6600万円)で3位となっている。日本は7750万ユーロ(約100億7500万円)で8位、ベスト8に入った。

選手個々の数値では、実にスペインの7選手がトップ10入りしている。

最も高額な選手はスペインのペドリ(バルセロナ)とオヤルサバル(レアル・ソシエダード)で7000万ユーロ(約91億円)。この2選手だけで韓国、エジプトなど参加国の半数の市場価値総額の合計を上回っている。

日本では冨安の2000万ユーロ(約26億円)が最も高い。ただ、その冨安は累積警告により、スペイン戦は出場停止で不在。久保は1500万ユーロ(約19億5000万円)。