ホーム 東京オリンピック2020 サッカー ニュース RSS 森保監督「粘り強く戦いながらよく戦ってくれた」3位決定戦へ切り替え [2021年8月3日23時11分] 日本対スペイン 延長の末スペインに敗れたイレブンをねぎらう森保監督(左から2人目)(撮影・河野匠) <東京オリンピック(五輪):サッカー・日本0-1スペイン>◇男子準決勝◇3日◇埼玉スタジアム 決勝への切符をかけた日本とスペインの対戦は、延長戦の末、日本が0-1で敗れた。そこまで守備陣は高い集中力をつないでいたが、延長後半11分にアセンシオにゴールを許した。日本は6日の3位決定戦で、メキシコと対戦する。試合直後、森保一監督(52)は「耐える時間が長かったが、選手たちが粘り強く戦いながら、得点のチャンスをうかがうということで、よく戦ってくれた。残念ながら勝利することはできなかったが、次に切り替えて準備したい」と話した。試合後の円陣では選手に向け「もう結果が出てしまったので、ここで切ってしまったら次はないと。次への準備、そんなに簡単ではないけど、メダルを取るため、もう1回反発力を発揮しようということを話しました」と明かした。 ◆日本のメキシコ戦 五輪本大会では2-1で競り勝った今大会の1次リーグ第2戦を含めて3度対戦し、2勝1敗と白星先行。68年メキシコ五輪の3位決定戦で初めて対戦し、FW釜本が前半20分に先制すると、同40分にも追加点を挙げて2-0で勝利。エースの活躍で日本は悲願の銅メダルを獲得した。12年ロンドン五輪準決勝ではウェンブリー競技場で対戦。前半12分にFW大津の得点で先制したが、その後3点を失い、1-3と逆転負けした。◆68年メキシコ五輪の日本 長沼健監督が率いたチームは1次リーグ初戦のナイジェリア戦でFW釜本邦茂がハットトリックを達成。3-1と快勝し、勢いに乗った。3戦目のスペイン戦は0-0で引き分けたが、1次リーグ2位通過。準々決勝もフランスを3-1で下して4強入りした。だが、最終的に金メダルを獲得したハンガリーに準決勝で0-5と大敗し、3位決定戦へ。そこで開催国メキシコを2-0で下して銅メダルを獲得した。釜本が通算7点で得点王に輝いた。