日本はメキシコに敗れ、53年ぶりのメダル獲得を逃した。試合終了後、MF久保建英(20=レアル・マドリード)は座り込み、人目をはばからず号泣した。ピッチに四つんばいになり、メキシコの選手や主将のDF吉田麻也(32=サンプドリア)に手をさしのべられても、立ち上がることはできなかった。

久保は1次リーグで南アフリカ戦、メキシコ戦、フランス戦で3試合連続ゴールを決めていた。

しかし、決勝トーナメントでは不発に終わった。

吉田は12年のロンドン五輪で3位決定戦で敗れ、目の前でメダルを逃していた。吉田の目も真っ赤になっていた。