森保ジャパンはメキシコに敗れて、銅メダル獲得はならなかった。

出場停止明けで先発復帰したDF冨安健洋(22=ボローニャ)は、「ふがいないですね。『日本はここぞという勝負どころで勝たない国だ』と、また表面に出たというか。そこを変えていかないといけない」と悔しさを隠さなかった。

準決勝スペイン戦では、延長後半10分に失点した。18年W杯ロシア大会でも、残り1分を耐えきれなかった。毎回、あと1歩のところで世界の壁を越えられないでいる。

冨安は「育ってきた環境などもあると思いますけど。簡単に変わっていかないものだとも思うけど、そこを変えていかないと勝っていけないと思うし、うーん…。普通にプレーして勝てるような、強い国にならないといけないと思います」と、考えながら言葉をつないだ。

世界との差を詰めるには、所属チームでの取り組みが大切だという。「1人1人が自チームでレベルを上げて、『どんな選手が相手でも、いつも通りやれば全然問題ない』というメンタリティーで臨めるようになればいいのかな。分からないですけどね。僕らの当たり前を上げていくことでしか、差は埋められないと思います」と話した。