女子シンクロ高飛び込み6位だった日本ペアの荒井祭里が在学する武庫川女子大が27日、リモート会見を行った。出席した水泳部部長の田嶋恭江教授(61)は競技を見終えて「(試技の)回を重ねるごとに(最後の)5度目まではペアの息が合っていったように見えました」と感想を語った。

4度目の試技を終えて、メダル圏内の3位になり、5度目は自分たちの出番の直前、4位だったメキシコが高得点をマーク。結果的に2人の動きがずれ、高得点をとれなかったことを「最後は(メダルを)相当意識したんでしょうね」と残念がった。

自身は76年モントリオール五輪で競泳に出場した。「私は飛び込みは専門外なので、詳しいことはわかりませんが(金メダルの中国はペアが)同じ体形をしていたり、聞いた話では中国では飛び込みの練習の仕方も違うらしいです。飛び込みという種目に必要な(専用の)道具もあると言います。そのあたりで差が出てくるのでは、と推察します」と話した。