男子団体の準々決勝で日本対スウェーデンの試合が始まった。日本は1回戦からオーダーを替えた。ダブルスを左利き同士から、張本智和(18=木下グループ)と丹羽孝希(26=スヴェンソン)の「右左」ペアに切り替えた。混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)がエースとしてシングルス2試合に出場する。

国際卓球連盟(ITTF)の世界チームランキングは日本が3位、スウェーデンが5位と力が拮抗(きっこう)している。水谷も勝敗について「五分五分」と話していた。不利と言われる「左左」のペアでは第1試合のダブルスを落とす可能性がある。先制を許せば相手に流れを持っていかれるため「右左」のペアに変更した。

倉嶋洋介監督の采配が奏功。1試合目のダブルスを見事、3-1で取り、先制点を挙げた。最後は張本のバックハンドで決め、ともに抱き合った。第2試合は世界ランキング18位の水谷と、同9位のマティアス・ファルクとの対戦。【三須一紀】