16年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(26=ジャパンビバレッジ)が準決勝で同53キロ級金メダルのヘレン・マルーリス(米国)を2-1で下し、2連覇に前進した。

リオでは大学の先輩である吉田沙保里の4連覇を阻んだ因縁の相手。「試合をやったことはありませんが、だれが相手でも自分がやることは変わらないです。集中してやるだけです」と臨んでいた。

4月のアジア選手権出場を新型コロナウイルスの影響で断念した。前年の同大会以来1年6カ月ぶりの実戦だった。1回戦、準々決勝を戦い、「最初にマットに上がって、久しぶりの試合だな、と感じました。練習はやってきましたけど、試合独特の雰囲気を感じました。動きが硬かったですね。友香子にも言われました。『いつも通り』と自分に言い聞かせて闘いました」と振り返った。

前日、会場で目にしたのはその妹の試合。成長した姿に「友香子は強いですね。妹にあれだけの試合を見せられたら、やるしかないです」と気合が入っていた。

決勝は5日に行われる。

<川井梨紗子の得点経過>

第1P

42秒 消極的姿勢を取られてマルーリスにアクティビティタイムが課される。

1分12秒 マルーリスはアクティビティタイムで得点出来ず、川井に1得点。

第2P

45秒 消極的姿勢姿勢を取られてマルーリスにアクティビティタイムが課される。

1分15秒 マルーリスはアクティビティタイムで得点出来ず、川井に1得点。

2分6秒 消極的姿勢を取られて川井にアクティビティタイムが課される。

2分36秒 川井はアクティビティタイムで得点出来ず、マルーリスに1得点。