16年リオデジャネイロ五輪金メダルの川井梨紗子(26=ジャパンビバレッジ)が2連覇を成し遂げた。

決勝でクラチキナ(ベラルーシ)を5-0で下した。4連覇の伊調馨(37)との代表争いを制してつかんだ2度目の夢舞台。

心身の成長を刻み、前日4日の62キロ級の妹友香子(23)とともに、日本勢として同一大会で初の姉妹で金メダリストとなった。

試合後には、姉妹そろって会見に参加した。妹友香子は、姉梨紗子について「五輪を目指すきっかけは(梨紗子が)リオで金メダルを取ってくれたから。梨紗子がいなければここにはいられない。自分の姉は世界一強いと想いました」と感謝。一方、姉梨紗子は「大変じゃなかった時がない。延期になってケンカが増えて、ほぼほぼ殴り合いのケンカもした。その時は『延期になってなければこんなこともなかったのに』と思いました」と今だから話せる、リアルな日常を明かした。