初出場の向田真優(24=ジェイテクト)が金メダルをつかんだ。決勝で18、19年世界選手権銅メダルの■倩玉(中国)に5-4で逆転勝ちした。吉田沙保里が16年リオデジャネイロ五輪決勝で敗れて4連覇を阻まれた階級で、新たな主役となった。

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志土地翔大コーチは「いろんな部分で僕たちの関係は賛否両論ある。その中で僕がセコンドに入れるようになったことはレスリング協会、スタッフ、皆さんのご理解があって。思いに応えたかった」と感謝した。0-4とリードを許したハーフタイムには「中途半端だ」と指摘。タックルに入るのを怖がっていると感じ、思い切りを促した。第2ピリオド、その弱気を吹き飛ばすタックルの連発に「今までの真優の頑張りを思って、ちょっとこう、よく頑張ったという気持ちで涙が出ました」と振り返った。

※■はマダレに龍