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ペルーサ最強世代の主役奪還だ/天皇賞

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すべてがかみ合ったペルーサが真価を発揮する
すべてがかみ合ったペルーサが真価を発揮する

<山本幸史のヤマを張れ:天皇賞・秋>

 オレも最強世代だ。昨年2着のペルーサが逆転を狙う。山本幸史の「ヤマを張れ」は、ゲート難が解消し馬体の充実が目立つ藤沢和厩舎のエースに◎。木曜発表の馬体重は天皇賞・春に比べ22キロ増。心身ともにたくましくなった素質馬が、悲願のG1制覇を飾る。

 ペルーサが最強世代の主役の座を奪い返す。デビューから無傷の4連勝でダービーに挑み、2冠を目指したヴィクトワールピサと人気を分け合ったほどの素質馬。ついに戴冠の時が来た。

 当初、ぶっつけでのG1参戦が決まった時は「狙いは次かな」と思っていた。が、今週の最終追い切りのあまりの迫力に心を揺さぶられた。もともとフットワークの大きな馬であるが、それにしても前肢が大きく伸びて全身をダイナミックに使えていた。時計うんぬんより、これまでにない迫力を感じた。藤沢和師は「本当は1つ前に使いたかったが、天皇賞・春の疲れもあったし、秋は有馬記念まで使いたいなと思ってここへ直行になった」と、今回のローテーションについて語っている。この完全休養こそが、ペルーサ復活の鍵だ。

 毎日王冠をパスし、無理をさせなかったことで疲れは完全に抜け、馬体を大きく成長させることに成功。「3歳と4歳では体が見るからにたくましくなった」と同師は語る。木曜日発表の馬体重は528キロで天皇賞・春から22キロ増だが、これはあくまで筋肉が付いての馬体増。決して悪い材料ではない。

 状態面も今年の春とは雲泥の差だ。横山典騎手は「春先は状態的にどうかなと思っていた。自分の中でも『ん?』と思いながらだった」。日経賞、天皇賞・春は「ペルーサらしさ」が影を潜めてしまった感があった。その理由も決して本調子ではなかったと言うなら説明がつく。3歳時、青葉賞で2着以下を4馬身引き離した豪脚を知り、調教に騎乗してきた鞍上だからこそ、この違いが分かる。

 調整過程も違う。昨秋は毎日王冠で5着の後、天皇賞・秋ではブエナビスタの2着に伸びてきた。いずれもスタートで出遅れながら直線だけの競馬で見せ場を作ってきたが、当時はゲート練習に多くの時間を割いていたのも事実。一方、ゲートに不安のない今年は坂路2本乗りといった体を作るためのトレーニングに専念できた。トレーナーは「十二分に調教はしたつもり」とはっきり口にした。「10回の調教より1回の実戦」と言われるが、今回のペルーサに関しては別。無理に始動しなかったことが十分な休養と十分な調教を施すという好循環を生んでいる。

 メンバー的に瞬発力勝負が濃厚だが、最強世代でも1、2を争う豪脚の持ち主であることは過去の戦歴で証明済み。ゲート、肉体そして状態とすべてがかみ合ったペルーサが真価を発揮する。

 3連単2頭軸マルチ(8)-(11)-(2)(4)(5)(7)(9)(18)。

 [2011年10月29日9時28分 紙面から]




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