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高い完成度キンチェム突き放す/阪神JF

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完成度の高さが強みのエイシンキンチェム
完成度の高さが強みのエイシンキンチェム

<山本幸史のG1ヤマを張れ:阪神JF>

 エイシンキンチェムに自信の◎を打つ。ファンタジーSの敗戦で人気を落としているが、この馬は強い。高野師は「前走もたたき台のつもりはなかったけど、休み明けもあったし緩い馬場(発表は良)もあった。そう悲観する内容じゃない」と話す。ダリア賞後の休養は夏を無理させないという予定通りのローテ。ひとたたきしての上積みは大だ。

 個人的に、前走はマイルを見越した競馬での価値ある敗戦とみる。初のマイルについて師は「過去3戦の乗り役さんが抑える競馬をさせたことが生きるのでは」と話していた。レースを見返すとこの言葉に納得した。前走は好スタートを切りながら後方2番手に下げている。まして終始外を回っていた。これで勝てば化け物と言われただろう。

 この馬には他馬にはない強みがある。それは完成度の高さ。今年のJRAブリーズアップセールで牝馬最高価格となる2000万円で平井豊光オーナー自ら落札した。54戦無敗の名牝キンチェムの名を付けたほどの期待馬だ。同セール出身馬には朝日杯FSを勝ったセイウンワンダーを筆頭に、昨年もオーナー自ら競り落としたエイシンオスマン、今年の新潟2歳Sを制したモンストールなどがいる。即戦力セール出身の強みは2歳戦でこそ出る。

 ダリア賞では後に京王杯2歳Sを制したレオアクティブを早め先頭から振り切った。この時の4角で前団に取り付く脚は抜群に速く、首差の勝利でも危なげなかった。

 この時使った上がり34秒3は2歳馬としては超優秀だ。32秒台も出る新潟にしては平凡に見えるかもしれないが、これは直線の長い外回りと内回りの違いにある。今年、古馬も含めた新潟芝1400メートル(内回り)最速上がりタイムは34秒1で、◎の上がりを上回ったのはレオアクティブと08年阪神JF3着馬ミクロコスモスなどの古馬の2頭だけ。しまいの切れは2歳馬離れしている。絶好の内枠をゲット。前が開いた瞬間、後続を一気に突き放すシーンが目に浮かぶ。

 3連単2頭軸マルチ(2)-(5)-(8)(11)(12)(15)(16)(18)。

 [2011年12月10日9時7分 紙面から]




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