歴史に名を刻む戦国武将の名は、現代においても、いろんな場で耳にする。織田信長、伊達政宗、武田信玄、毛利元就…。多くの人物が、時を経てドラマ、漫画化されてきた。「歴女」といった歴史を愛する女性が多く存在することも、言うまでもない。

かつて、毛利元就の七男・毛利元政(天野元政)を祖とする右田毛利家が存在した。江戸時代における、毛利家の一門家老家の1つである。その右田毛利家の11代当主を務めたのが、毛利元亮(もとすけ)だ。

時は令和。現代にも毛利元亮はいる。その男は、日本にとどまらず、世界を相手に戦っている。フットサル日本代表FPの毛利元亮(20=ペスカドーラ町田)は、「もとすけ」ではなく「げんすけ」と呼ぶ。

20-21シーズンのFリーグ新人王に輝き、14日から始まるFIFAフットサルワールドカップ(W杯)リトアニアに、最年少でメンバー入りした猛者。決戦の日に向けて、ヨーロッパで調整を進める。1日、オンラインでの取材に応じた「げんすけ」は強みを聞かれると「1つは気持ちの面だと思っていて、誰よりも戦うところ、勝負に対しての気持ちは持っている」と言った。

神奈川出身の「げんすけ」。毛利家とのルーツがあるかまで、話を聞くことはかなわなかったが、画面上からヒシヒシと伝わるギラギラ感があった。人気、知名度ともに上がってきたフットサル。男性だけでなく、女性もプレーヤーとして参加する姿をよく見る。ただ、日本では残念ながらまだマイナーなスポーツ。フットサル界の歴史をつくる男に「毛利元亮」が、名乗りを上げてほしい。【栗田尚樹】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)