森保一監督(49)率いるU-21日本代表が、U-23ネパール代表に1-0で勝利。A代表と兼任する森保監督は、兼任監督として公式戦初勝利を挙げた。

 前半7分にMF三苫薫(21=筑波大)が先制点を奪い、そのまま逃げ切った。ブロックを敷く相手に対し何度も追加点のチャンスを得たが、GKの好セーブもあって1点にとどまった。森保監督は「内容としては無失点で初戦を終えて勝つことができたのはよかった。相手を押し込んだ状態を多く作れた」と、現地入りからわずか1回の練習で臨んだ選手を前向きに評価した。

 一方で「追加点というところではもの足りなかった。相手がどういう守備をしてきても崩してチャンスを作れるように働きかけたい」と話した。

 次戦は中1日で、16日にパキスタンと対戦する。A代表と二足のわらじをはく指揮官は「まずこの大会を最高のものにできるように。選手にはさらにアピールしてほしい」とはっぱをかけた。