U-20(20歳以下)日本代表MF市丸瑞希(20=G大阪)が23日、韓国・水原市内で絶好調ぶりをアピールした。

 U-20W杯1次リーグ第2戦となるウルグアイ戦を翌24日に控え、最終調整。MF堂安や三好らと連係を確認した市丸は「パスの感覚はつかめた」と手応えを得た様子だった。

 ガンバ大阪の下部組織育ちで、中学生の頃からプレースタイルのそっくりさから「遠藤保仁の後継者」と言われてきた。ボランチでパスセンスが高く、キックも正確。韓国へ出発する前は、99年のワールドユース選手権(現U-20W杯)で準優勝を経験した遠藤から「俺らは(決勝で負けた)スペイン以外ちんちんにしたから」と愛ある言葉でハッパを掛けられた。「俺らもウルグアイ戦、頑張らなあかん」。市丸はふつふつと闘志が燃えたぎっていた。

 相手は強豪の南米王者。厳しい戦いが待っているが「守備というより、自分たちからガンガンいく」。20歳の市丸が得意のタテパスを世界相手に披露する。