日本サッカー協会は26日に都内で会見を開き、東京五輪世代に出場するU―21(21歳以下)日本代表「森保ジャパン」の初の公式戦となるU―23アジア選手権(中国)のメンバー23人を発表した。森保一監督(49)は短期決戦となる五輪に向けて複数ポジションをこなせる能力を重要視し、二刀流を歓迎した。

 ◆A代表のMF登録人数 今回のU-21日本代表のように、MF登録の比率が高かったケースは、06~07年のオシム監督時代に多く見られる。複数のポジションをこなす「ポリバレント(多様性)」を選手に求めたオシム監督は、07年3月24日の親善試合ペルー戦に18人を招集したが、その内訳はGK3、DF4、MF10、FW1と、MF登録が全体の55・6%を占めた。4-3-3が基本布陣のハリルジャパンは、17度の招集機会でMF登録選手は6人が9度、7人が8度。全招集選手に占めるMF登録の割合は26・1%(途中変更は除く)。