サッカー日本代表の拠点となる「JFAナショナルフットボールセンター(仮称)」の起工式が14日、千葉市内で行われた。

同センターは日本代表の練習拠点として、千葉・幕張に建設される天然芝ピッチ2面、人工芝ピッチ2面、アリーナ(体育館)、クラブハウスを備えた一大施設。プロ野球千葉ロッテマリーンズの本拠地ZOZOマリンの隣で建設が進められ、20年3月から共用が開始される。

式には日本サッカー協会の田嶋会長、千葉県の森田知事、千葉市の熊谷市長、千葉ロッテマリーンズの山室球団社長らが出席した。

田嶋会長は「(日本協会の)長年の夢。すごく楽しみ」と完成が待ち切れないようすだった。A代表となでしこジャパン、男女の世代別代表、さらにフットサル代表など、各カテゴリーが利用し、指導者、審判の拠点にもなる。

会長は自身の子どもたちがロッテファンだった思い出話も披露。「2人の子どもが、バレンタイン監督の時にファンクラブに入っていて、いつもここのスタジアムでマリーンズを応援していた。ファンサービスなど(サッカー界に)足りない点を多く学んで生かさせてもらった。このスタジアムと一緒になってやれることを光栄に思います。協力してイベントなどさせていただけたら」と熱いファンの多い、千葉ロッテとの連携などにも思いをはせた。