日本はチリに0-4と完敗したものの、A代表初スタメンのMF久保建英(18=Rマドリード)はフル出場した。

強豪チリに押される展開も、その才能はきらめく。前半6分には右サイドの敵陣深くでFKを獲得。左足を振り抜くと、球は枠の上を外れたものの、思い切ったプレーだった。前半12分には相手選手をかわし左サイドをドリブル突破し決定的なアーリークロスを放った。相手DFの必死のスライディングで惜しくもクリアされたが、光るプレーだった。

試合は前半41分、チリFWバルガスに先制ヘッドを許し、0-1で後半に折り返した。後半9分には追加点を奪われ0-2。2点差も久保はあきらめない。同21分には決定的なシーンをつくる。杉岡のパスを受けると左サイドを突破。相手DFをかわしてフリーで左足シュート。惜しくもサイドネットに外れたが、鋭いステップだった。

試合は同37分にFWサンチェス、同38分にFWバルガスがこの日2点目となるゴールで0-4と一方的な展開となった。そんな中で18歳はフル出場。18歳17日の史上最年少ゴールこそならなかったが、確かな存在感をみせた。