日本代表MF川辺駿(25=サンフレッチェ広島)が12日、オンラインで取材対応した。前日11日のセルビアとの親善試合は後半開始から出場。ボランチとして攻守ともに日本により安定感をもたらせ、1-0の勝利へと導いた。

川辺は自身が好プレーを見せられた要因の1つに、ある選手の名前を挙げた。

「国内組、海外組は普段(それぞれが経験している対戦相手)の強度は違うと思うが、自分ができることを示さないといけない。彰悟君を始め、国内組の選手は(海外組に)負けたくないと思ってやっているし、国内組は毎試合毎試合が勝負、アピールの場。みんな同じだが、より強く印象を残さないといけないと思っている中でのプレーだった。彰悟君が前半からいいプレーをしていたので、自分も感化されていた」

先発したセンターバックのDF谷口彰悟(29=川崎フロンターレ)が、最初から安定感あるプレーをしていたことで、ベンチで見守っていた川辺にも好影響を与えたという。

「セルビアはレベルの高い相手で強度も違う。自分が入れば負けないようにしようと思っていた。ベンチではこうしたいとか思いながら、見ていた。見ていたからこそ、相手のスペースや自分のやりたいプレーを整理して臨めた」

競争が激化するボランチの中で、9月からのワールドカップ(W杯)アジア最終予選へと生き残っていきたい。