日本代表の森保一監督(53)が19日にオンラインで取材対応し、負傷しているMF久保建英(マジョルカ)とMF堂安律(PSV)について、11月のW杯アジア最終予選での招集に慎重な姿勢を見せた。

久保はレアル・マドリードとのリーグでの試合中に膝を負傷。現地では半月板のけがで、年内の復帰は厳しいとの報道も出ている。堂安は10月の代表活動に招集したものの、練習中の負傷で離脱を余儀なくされた。森保監督は2人についてメディカルスタッフから報告を受けているとし「順調には回復していると聞いている。ただ、すぐにすべて回復してパフォーマンスが100%になるかというとそこは難しい。本人は戦う姿勢を見せてくれていると報告がきている。それはありがたい。実際にけがなどの状態を見極めて招集については考えたい」と、コンディションを最優先させる考えを語った。

日本代表は最終予選でここまで2勝2敗と苦戦が続いている。それでも森保監督は、これまでどおり選手優先とする考えだ。「焦って再発させるのが彼らのキャリアにとって最もよくない。戦力としては考えたい選手だが、我々が判断を間違えることがないよう気をつけないといけない。焦らずに万全に戻してほしいと、これまでもやりとりしているし、これからも変わらずにコミュニケーションをとっていきたいまだまだ先が長い選手なので」と、2人が完全に回復した状態で代表にも戻ってくることを願った。