日本サッカー協会は22日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合を戦う日本代表23人を発表した。MF久保建英(マジョルカ)が負傷から復帰した一方、MF鎌田大地(フランクフルト)らが招集外に。17日から21日にかけて行われた国内組の合宿からはGK権田修一、DF長友佑都、酒井宏樹、FW大迫勇也の常連組のほか、DF谷口彰悟(川崎F)らが選ばれた。日本は1月27日に中国、2月1日にサウジアラビアと、いずれも埼玉スタジアムで対戦する。

★ポイントは、絶対に負けれない、勝利しか許されないホーム2連戦

日本は4勝2敗の勝ち点12でW杯自動出場圏内のB組2位につけるが、プレーオフに回る3位のオーストラリアとは勝ち点1差と予断は許さない。勝ち点11のオーストラリアは1月27日に6戦全敗で最下位のベトナム、2月1日に4位オマーンと対戦。前回対戦でともに勝った相手から大量点差での連勝を狙っている。

ここまでの日本は得点力不足に苦しみ、6試合でわずか5得点。最下位ベトナムの4得点に次いで少ない。得失点差はプラス2で、オーストラリアが同5。勝ち点で並ばれると順位が入れ替わる可能性が高い。アジア最終予選はA、B各組2位までが本大会に出場し、3位同士の勝者が大陸間プレーオフに回る。その相手は強豪がそろう南米の5位チーム。日本はストレートでの本大会出場を決めるため、中国とサウジアラビアに連勝して勝ち点6を積み上げたい。