サッカー日本代表のDF谷口彰悟(30=川崎F)が24日、オンライン取材に対応した。ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選に臨むチームは27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦(ともに埼玉)に挑む。

谷口の主な一問一答は、以下の通り。

-DF冨安が欠場。DF吉田もいない

谷口 とにかく、いつ出番が来てもいいようにとは、継続して準備しているつもり。普段のチームのトレーニングでも、意識してやっている。今回、CB2人がけがで来られない状況の中、チャンスの機会は増えるだろうと今回選ばれている選手は考えている。チャンスをもらった選手が、チームの勝利のために、いいパフォーマンスを発揮することが大事。そこに向けていい準備ができている感触はある。

-チャンス

谷口 勝ちたいですし、勝つために全て出すことは変わらないというか、アピールとかはほとんど考えていなくて、代表が勝つことを最優先に考えていて。頭の整理というか、それは比較的出来ている。持ち味をうまくチームに入れながら、出せればいい。それを出せなくても、がむしゃらに何が何でも勝つために、やることが大事。

-国内組、海外組の比較をされてきた。

谷口 やっぱり、海外でやっている選手は、それぞれの国で違う。その中で、自ら考えながら、どう戦うか。駆け引きの部分、細かいポジショニングは、Jリーグでは、すぐに得点を取られたりする。そういう部分は海外の人よりも、出来る自信はある。もしかしたら、スピード、パワーは海外組の選手の方が出来るかもしれないけど。個人的にも、自チームで主力として出場している。いかなる時でもゲームに出てパフォーマンスを発揮しないといけないことで、普段から鍛えられているつもりではいる。何をしないといけないか、こういう状況で何をすべきか、たくさんの試合を通して、経験してきた。そこは海外でやっていようが、国内でやっていようが、関係ない。やってきたことを発揮することが大事。

-母校の大津が全国高校サッカー選手権で準優勝

谷口 母校の選手たちが頑張っている姿に、シンプルに心を打たれました。国立に、準決勝、決勝に進んだのは誇らしかった。転んでも立ち上がってという姿は、初心を思い返せた。見ていて楽しかった。感謝している。そういう思いを自分のパワーに変えて、彼らにも勇気を与えられたら。大津の先輩も日の丸を着けて、そういうところに来ているという姿を見せられたら。

-大津高の平岡総監督がよく言う「凡事徹底」とは

谷口 当たり前のことを当たり前にやること。味方が競り合った時にカバリングをサボらないとか、中途半端な考えだと足元救われることもある。丁寧に90分間やることは大事。凡事は全て。細かいところは外さないことは、大事にしたい。

-代表に着実に上り詰めてきた。ブレークするチャンスの2試合

谷口 とにかく勝つことしか考えていない。スタメンを取るためには、自分の出来、パフォーマンスは大事だが、それ以上にチームの勝つこと。勝たなきゃ始まらない。アピールという考えも大きくない。変な気負いもない。変な自信もない。自然体で準備出来ている。心も体もいい状態。

-攻撃で意識すること

谷口 特徴でもあるビルドアップは、自信を持って臨める。ブロックを敷く相手には、どこにボールを入れることが嫌なのか、始まってみないと分からないところもある。見分けるところは自信はある。出し入れしながら、早い段階で探りながらつかんでいきたい。徐々に徐々に隙を突いていきたい。