W杯予選を兼ねた女子アジア杯を戦うなでしこジャパン(サッカー女子日本代表)に、エースが帰ってくる。

新型コロナウイルス陽性が確認されていたFW岩渕真奈(28=アーセナル)が、25日からチームに合流する。最短の隔離期間だった24日の朝に検査を受け、同日深夜にアジアサッカー連盟(AFC)からチームへ陰性が確認されたと連絡が入った。

なでしこジャパンは24日のベトナム戦で3-0で勝利し、連勝で決勝トーナメント進出を決めていた。同戦後にオンライン取材に応じた熊谷紗希(31=バイエルン・ミュンヘン)は「本当に真奈(岩渕)が帰ってきたことは、私たちチームにとってもすごくうれしいこと」と喜んだ。

岩渕はインド到着時の18日の検査で陽性が確認され、ホテルの自室で隔離を続けていた。AFCの規則により、最短で24日まで隔離を続けて同日の検査で陰性判定を受け、直近3日間が無症状ならば再び合流できるという決まりだった。

岩渕の合流はなによりの朗報。次戦は1位通過をかけた27日の韓国戦。帰ってきたエースとアジアの頂点へ突き進む。