森保監督が、天国の恩師に勝利を届ける。元オランダ代表で、広島の監督も務めたビム・ヤンセン氏が25日、死去した。75歳だった。現役時代の95、96年に広島で監督と選手の間柄だった森保監督は「選手としての学びもありましたが『お前は将来指導者になるだろう』と、指導者としての心構えだったりも、当時から教えてもらいました」と懐かしい秘話も明かした。

恩師は先見の明があった。予言通り、森保選手は指導者となり、日本代表を指揮する森保監督になった。当時を思い返したのか、森保監督は「すごく悲しいですし、寂しい気持ちでいます」とグッとこらえる場面もあった。「人として尊敬できることも含め、選手、指導者として多くのことを学ばせてもらった。感謝申し上げたい」とホームでの2連勝を誓った。