日本がW杯初の逆転勝ちで、世界に衝撃を与えた。

試合開始からボールを支配される一方的な展開。押し返すことが出来ないまま、前半33分にPKで先制点を許した。

W杯では先に失点して試合では、過去9戦7敗2引き分けで「勝率0%」。ましてや相手は優勝候補のドイツ。

このままの流れが続くかと思われた後半に流れを一変させた。ハーフタイムに「、チャンスの時に決めきれるように準備して、選手に粘り強く戦ってほしいと思います」と語っていた森保監督。DF冨安を投入して3バックに変更し、次々に攻撃的な選手をピッチに送り出した。

後半30分にFW堂安のゴールで同点に追い付くと、後半38分には右サイドから切り込んだFW浅野が角度のないところから豪快にネットを揺らして、逆転に成功した。

森保采配が見事なまでにはまり、ロスタイムの7分間も粘りきる。初出場した98年フランス大会からW杯10試合目にして、初の逆転勝ちは、世界にこれ以上ない大きな衝撃を届けた。