国際サッカー連盟(FIFA)は25日、ワールドカップ(W杯)北中米大会のポット分けを正式発表し、史上最多48チームが出場する2026年大会でも「死の組」が発生する可能性は消えなかった。優勝4度を誇るイタリアなど欧州プレーオフ(PO)組が、第4ポット(P)に入ることが確定。日本が史上最高位の第2ポット入りを決めた一方、第1Pと第4Pに優勝経験8カ国が分かれ、対戦する確率がゼロではなくなった。
19日にFIFAランキングが更新された際には、日本は順位を1つ上げて18位に。W杯の組み合わせ抽選に用いる格付けで第2Pに入ることを決定的としていたが、今回で正式に決まった。抽選会は12月5日(日本時間6日)にワシントンで行われる。
日本にとっては、第1Pに前回22年W杯カタール大会優勝のアルゼンチンや、いまだ未勝利のイングランドが入り、第3Pにノルウェーやエジプトが来て、PO次第ながら第4Pにイタリアが滑り込んでくれば、優勝経験2カ国の上に、いま欧州で最も勢いある国などとの同居を余儀なくされる「死の組」になる可能性が残った形だ。
▼第1ポット
カナダ(開催国)
メキシコ(開催国)
米国(開催国)
スペイン(欧州)
アルゼンチン(南米)
フランス(欧州)
イングランド(欧州)
ブラジル(南米)
ポルトガル(欧州)
オランダ(欧州)
ベルギー(欧州)
ドイツ(欧州)
▼第2ポット
クロアチア(欧州)
モロッコ(アフリカ)
コロンビア(南米)
ウルグアイ(南米)
スイス(欧州)
日本(アジア)
セネガル(アフリカ)
イラン(アジア)
韓国(アジア)
エクアドル(南米)
オーストリア(欧州)
オーストラリア(アジア)
▼第3ポット
ノルウェー(欧州)
パナマ(北中米)
エジプト(アフリカ)
アルジェリア(アフリカ)
スコットランド(欧州)
パラグアイ(南米)
チュニジア(アフリカ)
コートジボワール(アフリカ)
ウズベキスタン(アジア)
カタール(アジア)
サウジアラビア(アジア)
南アフリカ(アフリカ)
▼第4ポット
ヨルダン(アジア)
カボベルデ(アフリカ)
ガーナ(アフリカ)
キュラソー(北中米)
ハイチ(北中米)
ニュージーランド(オセアニア)
欧州PO1
欧州PO2
欧州PO3
欧州PO4
大陸間PO1
大陸間PO1
抽選はFIFAランキング上位からポット1~4に分けられ、最上位の第1Pはメキシコ、カナダ、米国の開催3カ国と同ランキング上位9カ国の計12カ国。スペイン、アルゼンチン、フランス、イングランド、ブラジル、ドイツと優勝経験国が半分を占める。
同じポットの国は同組に入らず、第2Pの日本はクロアチア、モロッコなど実力国との1次リーグでの対戦は回避。一方、第3PにはFWハーランド(マンチェスター・シティー)擁するノルウェーが入った。出場は28年ぶりの北欧古豪だが、予選は8戦全勝。イタリアを2戦合計7-1で粉砕した攻撃力は脅威だ。リバプールFWサラーのエジプトも含め、日本と対戦する可能性がある。
そこにイタリアまで飛び込んでくれば、またも優勝経験2カ国と同居することになる可能性が高い。日本は第3PだったW杯カタール大会でドイツ、スペインを連破。「ドーハの歓喜」で16強入りしたものの、出場チーム増による長期戦で「優勝」を目指す大会。序盤から消耗は避けたいところだ。
反対に、ファン目線では楽しみにもなる。森保ジャパンは10月に最多5度制覇のブラジルを初めて撃破しており、V経験国相手の未勝利はイングランド(1分け2敗)とイタリア(1分け2敗)の2カ国を残すだけ。夢舞台で、さらなる大物食いも期待されている。

